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2021年11月8日第7117号

【主な記事】

マイナンバーカード普及を
臨時申請窓口を解説
千葉県習志野市の5郵便局

 千葉県西部地区連絡会(鍋島正統括局長/船橋習志野台五)習志野部会(大木秀樹部会長/習志野鷺沼台)は、令和2年に習志野市と締結した包括連携協定の取組みの一環として、マイナンバーカード普及に協力するため、市内5局の窓口ロビーを提供し、臨時申請窓口を開設している。
 市内にある14局のうち、集配局の習志野郵便局と市役所から離れていて比較的集客の多い4局の合計5局を選定、申請の支援をする。
 開催日は習志野谷津郵便局(鎗田直樹局長)が10月19、20日、習志野大久保東郵便局(池田直人局長)が26、27日、習志野実籾郵便局(栗原透局長)が11月9、10日、習志野秋津郵便局(奥田義明局長)が16、17日、習志野郵便局(角田正義局長)が12月14、15日。
 市民への周知は市役所の広報紙に掲載、開催する郵便局の窓口ロビーに市が作製したポスターを掲出した。最初に実施した習志野谷津郵便局では、2日間で36人が申請した。
 臨時窓口担当で習志野大久保東郵便局を訪れていた習志野市市民課の嶋崎まゆみさんと後藤由美さんは、「免許証を返納して顔写真入りの証明書がなくなった人などの申請が多い。健康保険証としても利用できるようになったので、さらなる普及を目指している」と期待を話している。
 申請手続には1人10分程度かかり、本人限定受取郵便での郵送か市役所窓口で受け取る方法が選択でき、でき上がるまで1か月~1か月半かかるという。その場で市役所職員が写真撮影もしてくれる。
 習志野郵便局の最終回は高齢者の手続増が期待できる年金支給日に合わせ、200~300人を見込んでいるという。
 包括連携締結後の施策実施について、地方公共団体担当の鎗田直樹局長(習志野谷津)と押尾和彦局長(習志野袖ヶ浦)が習志野市の総合政策課を足しげく訪問、昨年度から協力要請を受けていたものがようやく実現できたという。
 鎗田局長は「毎月1回は市役所の窓口の総合政策課と打ち合わせをしている。信頼関係をつくるには、何度も市役所へ出向き、顔を覚えてもらうことが大切」と話している。
 習志野部会では今後も市役所と連携し、市民の利便性向上につながる施策を計画していくという。


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