「通信文化新報」特集記事詳細

 年/月

2021年2月1日 第7077号

【主な記事】

地元高校へ出前授業
夏冬の年2回 今年で7年目迎える
白老郵便局(北海道)

熱心に講義する平田課長代理


 北海道白老郡の白老郵便局(蛯子強局長)は、例年実施している白老東高校への出前授業を1月13日に行った。
 白老東高校への出前授業は、夏冬の年2回。夏は手紙の書き方、冬は金融基礎の授業で構成され、今年で7年目になる。
 例年は北海道支社、ゆうちょ銀行北海道エリア本部、かんぽ生命北海道エリア本部から講師派遣等の支援を受けながら、蛯子局長が行ってきた。
 今回はコロナ禍の影響もあり地元の山﨑淳司コンサルティングアドバイザー(CAD)と白老郵便局の平田陽一課長代理が講師を担当した。
 授業で使用したテキストは、金融広報中央委員会発行の「これであなたもひとり立ち~自立のためのWORK BOOK~」。平田課長代理は「使うために使わない!計画的なお金の管理」をテーマに講義した。
 「経済活動と社会貢献」「収入と支出」の題目で経済の仕組みを説明。「経済活動をする皆さん一人ひとりが集まって、社会全体が成り立っている。税金なども納める、就職して生活するということ自体で社会貢献していることになると思う」とし、「就職するというのは当たり前のことではなく、ものすごく立派なことだということを知っておいて欲しい」と締めくくった。
 山﨑CADは「お金の流れ」をテーマに講義。「経済活動」と「お給料はどこからもらっているか」について解説した。
 「ほとんどの会社は、自社だけではなく、多くの関連会社や協力会社があって成り立っている」と説き、「皆さんが仕事をする会社があり、そこがあるから成り立っている会社もある。皆さん一人ひとりが必要で、一人ひとりがいてはじめて経済が成り立っている。皆さんが働いて、さまざまな製品やサービスを生み出すことが経済の大事な要因。皆さん一人ひとりが経済活動の主人公といえる」と語りかけた。
 蛯子局長は「白老高校からも感謝され、次年度の開催の話もいただいている。また1年後からは公共の教科も立ち上がる。できる地域から全国、特に郡部の地域で、このような取組みが進めば幸い。白老局もさらに継続して内容の充実を図り、地域に貢献し、若い世代に郵便局を浸透させるように努力したい」と話している。


>戻る

ページTOPへ