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2021年2月8日 第7078号

【主な記事】

コロナ禍で啓発活動
シトラスリボン運動に賛同
(静岡県東遠江連絡会 磐田部会)

 静岡県東遠江地区連絡会(大村英行統括局長/住吉)の磐田部会(大石修部会長/福田)は、全国に広がりを見せているシトラスリボン運動に賛同した取組みを実施している。
 シトラスリボン運動は、コロナ禍で生まれた差別、偏見を耳にした愛媛県の有志がつくったプロジェクト。 愛媛特産の柑橘にちなんだ、シトラス色のリボンや専用ロゴを身につけて、「ただいま」「おかえり」の気持ちを表す活動を展開している。
 リボンやロゴで表現する「三つの輪」は、地域と家庭と職場(もしくは学校)を表している。「ただいま」「おかえり」と気軽に言い合える雰囲気が醸成されれば、安心して検査を受けることができ、ひいては感染拡大を防ぐことにつながり、感染者への差別や偏見が広がることで生じる弊害も防ぐことができるという。
 運営団体は「『ただいま』『おかえり』と言い合えるまちはきっと、だれにとっても暮らしやすいまちであるはずです。“コロナ禍” の“その後”も視野に入れて、暮らしやすい地域をめざしませんか」と呼びかけている。
 シトラスカラーのリボン・紐などを用意し、「地域・家庭・職場(学校)など」を示す三つの輪をつくれば、「シトラスリボン」の出来上がり。 結び方は「飾り結び」「総角結び」などと呼ばれるものを参考にする。
 「シトラスリボン」を身に着け、玄関や郵便受けなどにも掲示。SNSで発信するほか、「元気ですか?」「また会いましょう!」の言葉とともにリボンを贈り合うことが推奨されている。
 コロナ禍の中、全国的に活動が広がっているシトラスリボン運動を磐田市が小中学校向けに実施すると聞き、磐田部会は「市民一人ひとりが感染症に対する正しい理解を持ち、互いに支え合い、励まし合えるまちを目指すための啓発活動として、同プロジェクトに参画する」ことを決めた。
 部会内の郵便局でも協働し、市民に広めていこうと部会CSリーダー(細田祐美子課長代理/磐田二之宮)を中心に、市内全18局で周知活動を実施すると同時に、全社員がオレンジのシトラスリボンを作成し、身に着けて啓蒙活動に取り組んでいる。
 直近の取組みとしては、昨年12月に本社サンタ47活動を実施した際に、さまざまな工夫が凝らされた。部会全局の局前ポスト装飾やロビーデコレーションを行い、コロナ禍にありながらも来客者に心の温かさ、愉しさ、ゆとり、元気を伝えた。
 局前のサンタポストやロビーのサンタ装飾、手の消毒液配置場所にシトラスリボン運動のポスターを掲示し、コロナ防止とともに、シトラスリボン活動をPRした。来客者から「大変な時期だけど、元気ださないといけないわね」など賞賛の声が多数寄せられた。
 磐田部会の18局は次の通り。▽磐田見付、磐田、福田、竜洋、池田、袖浦、野部、御厨、福田豊浜、富岡、長野、豊岡、向笠、磐田中泉、磐田二之宮、豊田町駅前、磐田富士見、磐田岡田



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