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2021年6月7日 第7095号

【主な記事】

郵便局がフォトスタジオに
プロの手で変身、素敵な1枚を


 郵便局のお客さまルームを撮影スタジオとして活用し、プロのカメラマンやヘアメイクのもと、お客さまが記念写真を撮影する「1日限りの郵便局スタジオ」が神奈川県内の3局で実施された。この取組みは、2019年10月の異業種交流会で、川崎市地区連絡会の浅古健一局長(川崎京町)と、株式会社ソーシャルビューティーフォト(SBP社)の山田真由美代表との縁から始まった。

 SBP社は、介護施設や依頼者の自宅等で、シニア女性や家族を中心に、メイクと写真撮影を同時に行う事業を展開している。
 山田代表は美容師、メイクセラピスト、介護福祉士、ケアマネージャーの有資格者。優しい心遣いと、プロカメラマンとしての確かな技術で、多くの人に寄り添った撮影を心がけてきた。
 現在、東京支社で展開している「日本郵便終活紹介サービス」にも参加している。
 浅古局長は、以前から近隣の包括支援センターなどから、親族が亡くなった際の遺影について相談を持ちかけられることがあった。山田代表に「自局を会場にできないだろうか」と提案し、2020年2月に初めて開催した。
 浅古局長と、横浜市東部地区連絡会の金子浩之地方公共団体担当(青葉台駅前)が開催拡大を計画し、9月には中川駅前局(馬場武志局長)の開局30周年記念イベントとして開催した。
 その後、新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態宣言などで開催延期を余儀なくされていたが、今春、横浜星川局(横浜市西部地区連絡会/林俊二局長/4月24日)、鎌倉稲村ガ崎局(神奈川県南部地区連絡会/石井智也局長/5月8日)で初めて、川崎京町局(5月15日)で2回目の撮影会が実施されることになった。
 基本セットは、ヘアメイクと撮影、A4サイズ高級台紙へのプリント。追加オプションとしてケース付き撮影データ(CD、USB)の受渡や、本人と家族一緒での撮影も受け付けた。
 お客さまルームの長椅子やパンフレットスタンドなどをずらし、撮影用のライトや背景幕を設置して、フォトスタジオが完成。いわゆる「密」を避けるため、1時間に1組(1人、または家族数名程度)で募集告知をした。


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