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2021年7月19日第7101・7102合併号

【主な記事】

発生翌日に支援物資届ける
静岡県伊豆地区会 熱海の土石流災害


 7月3日に静岡県熱海市の伊豆山地区で発生した土石流災害を受けて、熱海市内および伊東市内の郵便局は、翌7月4日の午前11時頃、災害支援として熱海市へ「焼きそば400食」を寄贈した。

 同取組みは、伊東市にある田中屋製麺所の協力のもと実施された。静岡県伊豆地区郵便局長会(土屋範夫会長/原保)は「改めて伊豆山地区の被災された方々へ心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます」とコメントしている。
 寄贈には土屋範夫会長(原保)、山下明理事(川奈)、菊地守部会長(熱海昭和)、荻野哲副部会長(伊東鎌田)、鈴木亮局長(宇佐美)、佐々木実局長(南熱海)、浅香忠宏局長(伊豆高原)が立ち会った。
 活発な梅雨前線の影響で2日から3日にかけて東海や関東の太平洋側では記録的な大雨となった。熱海市の伊豆山地区を流れる逢初(あいぞめ)川では、3日午前に大規模な土石流が発生した。
 付近は民家が立ち並ぶ住宅街、多数の世帯が被害に遭った。静岡県災害対策本部は131棟(128世帯、216名)に被害があったと発表している。起点となったとされる谷を埋めた盛り土は約5万6000平方メートルあったとされ、そのうち約85%に当たる約4万7000平方メートルが流出したと想定されている。
 今回の土石流災害で亡くなった人は12人となり、現在も16人の行方が分かっていない(7月15日現在)。
 大雨により熱海市の熱海、網代、伊豆山、南熱海、熱海駅前、熱海昭和、熱海和田木、熱海上多賀の8郵便局が窓口を休止した。7月15日現在では伊豆山郵便局が休止となっている。


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