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　日本郵便と楽天グループの合弁会社「JP楽天ロジスティクス」（東京都千代田区、諫山親社長）の楽天市場の出店店舗向け総合物流センター「楽天フルフィルメントセンター中央林間」（神奈川県大和市中央林間）が11月10日、稼働した。
　楽天では、出店店舗の商品の保管から出荷までワンストップで提供する「総合物流サービス」（ワンデリバリー構想）を進めており、同センターはその実働施設。これにより出店者は、物流業務のアウトソーシングが可能となり、商品企画や販売促進といった業務に集中できるメリットがある。
　楽天フルフィルメントセンター中央林間は、ニッセイロジスティクスセンター横浜町田（5階建て、延べ床面積約9.5平方メートル）の一部を賃借している。延べ床面積は約4.2万平方メートル。
　楽天がこれまで培ってきた倉庫内オペレーションのノウハウを生かし、倉庫運営の効率化・省人化に取り組む。
　ＪＰ楽天ロジスティクスは、2021年7月に楽天の物流事業を承継。楽天フルフィルメントセンターの管理・運営を行っている。同センターはこれまでに千葉県市川市、流山市、習志野市、大阪府枚方市、兵庫県尼崎市に設置されており、今後も拠点を増やす方針。