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2022年3月7日第7134号
【主な記事】
二戸市の行政事務を受託
二戸駅前郵便局(岩手県)が移転
岩手県二戸市の二戸駅前郵便局(安藤健一局長)が局舎を移転し、1月17日から業務を開始した。また、市民の利便性向上を目的に、2月1日から二戸市の行政事務が委託された。開始前日の1月31日に、二戸市の藤原淳市長が二戸駅前郵便局を訪問、安藤局長に事務委託看板を授与した。
二戸駅前郵便局の新住所は〒028-6103 岩手県二戸市石切所枋ノ木 32-1。1月17日、営業開始式が行われ、二戸市の大沢治副市長、岩崎敬郎市議会議長、畠中泰子市議会議員、駒木昇市議会議員、第3区川原町内会の下斗米邦夫会長らが出席した。
日本郵便から岩手県北部地区連絡会の田村忠夫統括局長(一本木)、佐々木昌史副統括局長(種市)、村上正勝副統括局長(日詰駅前)、稲葉恭也副統括局長(盛岡緑が丘)、角掛雄治副統括局長(松尾)、二戸郵便局の土屋真之局長、久慈部会の中田久寿部会長(野田)、九戸部会の長根浩部会長(陸中中野)、二戸部会の苗代幅典生部会長(浄法寺)、岩手県北部地区郵便局支援スタッフ損益人事担当の石向誠調整役、ゆうちょ銀行岩手パートナーセンターの齋藤厚所長、かんぽ生命盛岡支店の中村尚道支店長が参加した。
田村統括局長は、東北支社の小野木喜惠子支社長からのメッセージを代読し、「新局舎は駐車場を6台分配置し、今までよりもお客さまに快適にご利用いただけるものと期待している。二戸駅前局が、一人ひとりのお客さまに寄り添い、末永く地域の皆さまに愛され続ける郵便局となるよう努めていく。安藤局長と社員の皆さんには、この新しい営業開始が、新たな躍進のスタートであり、地域に貢献する郵便局を目指して取り組んでいただくようお願いする」とあいさつ。
藤原市長、岩崎議長、下斗米町内会会長から来賓あいさつがあり、安藤局長は「当局は昭和46(1971)年12月20日に開局し、旧局舎から51年の歳月を経て、本日から新局舎での営業が始まる。旧局舎からご利用いただいているお客さまも、これから新局舎をご利用くださるお客さまからも、愛され親しみやすい郵便局となるよう、社員ともども努力していく」と決意を述べた。
テープカットに続いて、午前9時に窓口がオープン。お客さまからは「明るくきれいな郵便局で気持ちが良い」「国道沿いで駐車場も広くなり便利になった」等の話が聞かれた。
営業時間は、郵便・物販が9~17時(平日)、貯金・保険が9~16時(平日)。ATMは平日が9~17時30分、土曜日が9~12時30分。日曜、祝日は取り扱わない。
東北で3例目 二戸市で2例目
東北支社は、岩手県二戸市民の利便性向上を目的に1月14日、二戸市の藤原市長との間で「2月1日から開始する二戸駅前郵便局での行政事務の事務委託」に関する締結を行った。開始前日となる1月31日に、二戸市の藤原淳市長が、移転して新局舎で業務を行う二戸駅前局を訪問し、安藤健一局長に事務委託看板を授与した。
2月1日からの事務委託の内容は、「公的証明書の交付事務(住民票の写し、戸籍謄抄本、戸籍の附票の写し、印鑑登録証明書、納税証明書)」「公的証明書の交付事務以外の行政事務(国民健康保険関係の各種届出書、申請書の受付、国民年金関係の各種届出書・申請書の受付〈御返地郵便局の取扱業務に追加された業務〉)」「受託窓口業務(県民手帳等の販売、書類の取次ぎ)」。
2019年6月に二戸市に包括受託事務の提案を行い、二戸市から出張所の見直しとともに住民サービスの維持・向上のため、2021年6月1日より御返地郵便局で包括受託事務の取扱いを開始した。
開始以降、円滑な業務運行や地域から好評だったことから、二戸市より改めて「二戸駅前郵便局での行政事務の事務委託」の意向を受け、開始することとなった。サービスの提供時間は、月~金曜日の9~17時まで(祝日及び12月29日~1月3日の年末年始を除く)。
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