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2022年3月7日第7134号

【主な記事】

「ぐんまの桑茶レター」商品化
群馬県東部連絡会 群馬県お魅力を発信


 群馬県の桑茶の魅力を広めようと「ぐんまの桑茶レター」が、県内の郵便局で3月31日まで販売されている。桑茶を封入して郵送できるもの。関東支社(武部繫樹支社長)が販売し、群馬県東部地区連絡会(茂木雅延統括局長/毛里田)が企画・製作を行った初の試み。
 定型郵便物サイズの包装紙に、パウダータイプの桑茶(0.5グラム×3包)を封入し、84円切手を貼って郵送する。封筒の裏面にはハガキのようにメッセージが書け、書類も同封できるようになっている。1個250円で県内301の郵便局(簡易郵便局を除く)で取り扱う。2000個を販売する予定。
 群馬県は、世界遺産に認定された富岡製糸場があるように、繊維産業が盛んな土地柄。身近に桑の木があり、体に良いとされる桑の葉を煎じて、昔から飲用していた歴史がある。群馬県東部地区連絡会は、そんな群馬県産100%の桑の葉を使った桑茶を県外にも広め、群馬県の魅力を発信していくことを念頭に作製した。
 地元で人気のある桑茶を県外にも広め、魅力発信に資する取組みについて、郵便局で貢献できるものはないかと考え、今回の「ぐんまの桑茶レター」製作に至った。
 群馬県唯一の製茶会社、ぐんま製茶(稲葉知幸社長)の拠点が桐生市にあったため、二人三脚で商品化を進めた。群馬県東部地区連絡会もぐんま製茶も初めての試みということもあり、関東支社や郵便物販サービスの担当に問い合わせたほか、本社の担当にも確認するなどして手探りで積み上げていき、その都度、ぐんま製茶と打ち合わせを行ったため、時間と労力が非常に掛かったという。
 「販売開始時期を鑑みながら1月スタートと決め、①早春をイメージしたパッケージングにする②使いやすい個包装のパックを数本封入する③そのパックが封筒内でばらけないようにパケに詰めてまとめる―など考えうることすべてを行ったと自負している」と商品化の窓口となった須田哲史副統括局長(郵便・物販担当/桐生相生)、湯澤裕之副部会長(郵便担当/桐生琴平町)は話している。
 群馬県東部地区連絡会は、ぐんま製茶とのつながりを継続しながら、その技術を活用して他の群馬県の材料(たくあんの製造過程で出る大根の葉や出荷できない高原キャベツ等廃棄されてしまう食品等)を粉末や乾燥食材にした形で、無駄を作らない、まさにSDGsに繋がる商品の展開を考えている。


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