「通信文化新報」特集記事詳細
2022年4月25日第7141号
【主な記事】
郵便局活性化推進事業
スマートスピーカー活用
[金子総務大臣]みまもりサービス視察
金子恭之総務大臣は4月13日、スマートスピーカーを活用した「郵便局のみまもりサービス」のデモを視察した。スピーカーに呼び掛けるだけで機器を動かすことができるのが特徴。面倒な入力作業をすることなく、生活状況の確認ができるほか、家族とのビデオ通話やカラオケも楽しめる。日本郵便の自治体向け新サービスとして、1月には長野県大鹿村、4月からは長野県南牧村で提供が始まった。
「デジタル田園都市国家構想推進モデルの交付金」のデジタル実装タイプ(昨年度補正予算/事業費の半分を交付金で賄える)として4つの自治体が採択され、これを活用して順次サービスを始める。
デモ視察は総務省で行われ、金子大臣をはじめ中西祐介副大臣、渡辺孝一政務官の3人が出席。日本郵便の衣川和秀社長と高橋文昭常務執行役員が説明を行った。
デモでは「チリン、チリン」という音と共に自転車に乗ったぽすくまが、体調や服薬などを問う画面が映し出された。これらの質問を通して生活状況を把握していることについて説明を受けた。
質問で得た情報は、LINEを通じて家族に伝えられることや、自治体には、端末を使用回数の一覧や24時間返事のない人などが確認できることについても説明された。
金子大臣らは、スピーカーや通信機器など初期費用や他社の見守りサービスとの比較について質問した。
サービスについて、金子総務大臣からは「ラインでつながり、お孫さんの映像が見られるのはいいこと。楽しみながら興味を持っていただくことも必要。ただ朝、静かに始まっても気づかないこともあるので、元気の良い音楽で始まるなど工夫があるとよい」という意見があった。
>戻る
