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2022年6月13日第7148号

【主な記事】

自治体と広域包括連携協定
[東海支社]岐阜県東美濃6市1町と
エリア内初の複数同時締結


 東海支社(中井克紀支社長)は5月24日、岐阜県東美濃6市1町(多治見市、中津川市、瑞浪市、恵那市、土岐市、可児市、御嵩町)と広域包括連携協定を締結した。複数の自治体との協定締結は、東海支社エリア内では初めて。全国では3例目。今後、様々な分野で、人的・物的資源を活用し、東美濃6市1町との間で具体的な施策について協議を進めていく。

 東美濃6市1町は、2018年にNHKで放送された朝の連続テレビ小説「半分、青い。」をきっかけに、東美濃地域の観光振興や歴史、伝統文化並びに地域産業などの「東美濃ブランド」向上等を目指して、東美濃歴史街道協議会を組成した。
 その後、2020年放送のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で地域振興の機運がさらに高まる中、陶磁器産地の多治見市、瑞浪市、可児市を中心に焼きもの文化の情報を発信し、地域振興を図る「セラミックバレー構想」のさらなる発展を目指すため、セラミックバレー協議会を発足したほか、今年秋にはWRC(FIC世界ラリー選手権)日本ラウンド(恵那市、中津川市等)、第29回全国山城サミット恵那大会(恵那市、中津川市、土岐市等)などの開催が予定されている。引き続き各市町と各種連携を行うことが想定されるため、岐阜県東美濃地区連絡会の春田宣康統括局長(多治見市之倉)から各首長へ提案を行い、今回の広域包括連携協定の締結に至った。
 同日行われた締結式には、多治見市の古川雅典市長、中津川市の青山節児市長、瑞浪市の水野光二市長、恵那市の小坂喬峰市長、土岐市の加藤淳司市長、可児市の冨田成輝市長、御嵩町の渡邊公夫町長らが出席し、日本郵便からは、中井支社長、岐阜県東美濃地区連絡会の春田統括局長、和嶋正睦局長(多治見)、安江良広副統括局長(坂本)、多治見部会の加藤聖一部会長(多治見根本)らが出席。
 連携により、地域支援や暮らしの安全・安心、産業・観光の振興などの取組みを実施し、地域の活性化、住民サービスの向上等を図ることを相互に確認し、東美濃6市1町の各首長、中井支社長が協定書に署名した。
 各首長からは、「複数の自治体が連携して、東美濃の魅力を発信するにあたり、郵便局の強力なネットワークは心強い」「観光振興の発展に期待している」「郵便局のネットワークを活用し、東京や名古屋、全国も視野に入れた観光振興の情報発信をしたい」など期待が表明された。
 中井支社長は、「広域での包括協定は全国でも3番目。東美濃6市1町の総人口は約44万人と大きな規模の連携協定となっている。これを契機に議論を重ねながら、住民の安全安心な暮らしの支援や観光振興などに協力したい」とあいさつした。


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