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2022年7月4日第7151号

【主な記事】

警察署と包括協定
暮らしに安全・安心を
愛知県東三河連絡会


 東海支社(中井克紀支社長)は、愛知県警設楽警察署(河合裕浩署長)との間で「包括連携に関する協定」を6月15日に締結した。設楽警察署管内の北設楽郡3町村(設楽町、東栄町、豊根村)約3900世帯8300人(2022年5月末)のだれもが安全・安心に住み続けられるまちづくりと豊かな暮らしの実現を図ることを目的として、相互に連携する。
 具体的な連携事項は①特殊詐欺と地域住民の安全安心を脅かす犯罪の抑止②子どもや高齢者の見守り活動③金融に関する犯罪等の広報啓発活動④交通安全⑤郵便局が所有する防犯カメラ及びドライブレコーダーの記録データの提供⑥その他地域の安全安心なまちづくり―となっている。
 協力郵便局は、北設楽郡に所在する設楽(後藤通人局長)、東栄(金田徹也局長)、津具(渡邉哲広局長)、豊根(依田佳和局長)、富山(川井由貴代局長)、振草(山本良局長)、名倉(村松富夫局長)、段嶺(後藤英利局長)、長岡(清水秀幸局長)、下津具(伊藤明百局長)および地域の集配業務を受け持つ新城(池田靖局長)の11局。
 設楽警察署で行われた締結式には、河合署長、安藤直道生活安全課長、愛知県東三河地区連絡会の山本統括局長(振草)、新城局の池田局長、北設部会の渡邉部会長(津具)、段嶺局の後藤局長らが出席した。
 河合署長は「5月に入ってから、北設楽郡内で複数の架空料金請求詐欺やオレオレ詐欺の相談を受理している。なかには犯人が来る可能性があるということで警察官を実際に現場に配置したケースもあり、いつ被害が発生してもおかしくない」と現状を説明。
 「安全安心なまちづくりのため、地域に根ざした活動をしている郵便局と協定締結に至ったことは大変心強い。地域をくまなく巡回する車両等を活用した広報活動、地域事情に精通している社員からの情報提供は地域の安全安心につながるものと強く期待している。とりわけ特殊詐欺については、高額出金をしている方やATM で携帯電話を使用している人への声かけや警察への通報、DVDなどの放映による広報活動を継続していただき、被害の未然防止を図っていただきたい」と期待を述べた。
 山本統括局長は、東三河連絡会内の郵便局が豊橋、豊川、蒲郡の各警察署と連携協定を締結したことに触れ「本日は年金の支給日。これまでも防犯協会と連携し、特殊詐欺のチラシを配っている。特殊詐欺の未遂の話も聞いており、警察と連携を深めながら防止に努めたい」と述べた。
 さらに「日本郵便はお客さまの生活を守っていくため、郵便局のネットワークを活かしサービスを提供している。そういった中で警察と連携することは、お客さまのために重要であり、嬉しく思う。このような施策を今後ともスムーズな形で行っていきたい」と抱負を述べた。


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