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2022年8月1日第7155号

【主な記事】

及川裕之北海道支社長に聞く


 管内の郵便局、支社の全ての管理者を対象とした「管理者マネジメント向上研修」を開催した北海道支社の及川裕之支社長に経緯、期待する効果をインタビューした。

コミュニケーションを共有
管理者のマネジメント向上

■支社の概況などを教えてください
 管内の郵便局は、単独マネジメント62局、エリアマネジメント1148局、合計で1210局です。社員数は1万8900人で、内訳は単マネ局1万1610人、エリマネ局6594人、支社696人になります。
 北海道の特色は面積が広いこと。8万3400平方キロメートルあり、国土のおよそ22%を占めている半面、人口は4%強の516万人です。函館市と釧路市は540キロ離れており、東京・大阪間の490キロよりも長い。そのため、道内のそれぞれの地域が独自の経済圏や文化を有していますので、郵便局運営についても、地域特性や実情を念頭におく必要があります。

■支社としての課題はどのようなことがありますか
 かんぽ問題があり、自粛していた営業活動を2021年度から再開しました。社員一人ひとりが取組みに納得感を持った上で、営業活動を行うことが大切なので、社員の悩みに共感し、課題を発見し必要な支援をすること。そして社員のモチベーションを維持し、成果を出していくマネジメントが必要だと考えています。
 そして、“さらにお客さまに必要とされる郵便局の実現”に向けて努力していきます。

■今回の研修を実施された背景、経緯を教えてください
 2021年度に「窓口社員アンケート」「集配社員アンケート」を実施しました。その中に「仕事や私生活の悩みを上司に相談できない」「職場の社員間の会話が少ない」等の意見が多数あり、職場内のコミュニケーション不足が実態として明らかになりました。
 コミュニケーション不足は、社員間の連携が図られず、業務品質の低下、コンプライアンス違反、ハラスメント、社員の離職を発生させる等、企業の価値を大きく損なう要因となります。
 この改善に向け、まずは、郵便局の全ての管理者、支社は係長以上の役職にある社員、計1708人に対し研修を行うことにしました。

■今回の研修にどのような成果を期待されていますか
 ダイバーシティ経営を実現する上で、重要な要素である「コミュニケーション」の大切さを今一度理解すること、また、今の時代に求められているマネジメントについて理解を深めることにより、管理者が多様な社員のモチベーションを維持し、社員がイキイキと働ける環境を整え、成果を上げられる組織を作ることを期待しています。

■今後の研修、人材育成などについて教えてください
 社員間のコミュニケーションが円滑に図られるためには、「相手の立場に立った思いやり」「威圧的にならない」等基本的な知識の理解が必要です。そのために、階層別の「アンガーマネジメント研修」や「ハラスメント防止研修」を導入し、社員を育成していきたいと考えています。


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