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2023年10月02日 第7216号

【主な記事】

配達中に子どもの見守り
御坊郵便局 和歌山県紀央連絡会

(左から)原校長、小谷校長、津田署長、弓倉教育長、三浦市長、西口支社長、高尾統括局長、酒井局長、野村副統括局長、川口局長、楠局長、田端局長


 近畿支社(西口彰人支社長)は、和歌山県の御坊郵便局で新たな見守り活動を開始した。2021年4月に御坊市と日本郵便が包括連携協定を締結したことに基づき、これまで地域見守りネットワーク時に、地域のボランティア、学校、教育委員会職員等を含め、郵便局においてもオレンジ色のベストを着用し、見守り活動を行っていた。今回、児童生徒の下校時等に御坊市内の配達業務を行う社員がベストを着用、業務中に見守り活動を行い、児童生徒の安全安心の確保と不審者の抑止力向上に努めることになった。
 
 御坊市内全域で社員12人が火~金曜日の週4日、14時~16時30分の間、ベストを着用し配達業務をしながら見守り活動を行うもの。
 8月30日に御坊郵便局1階発着場で出発式が行われ、御坊市の三浦源吾市長、弓倉正啓教育長、御坊警察署の津田陽三署長、市立御坊中学校の小谷剛史校長、市立藤田小学校の原啓司校長が出席。日本郵便からは西口支社長、和歌山県紀央地区連絡会の高尾裕司統括局長(中津)、御坊郵便局の酒井孝友局長、野村英雄副統括局長(御坊塩屋)、稲原郵便局の川口史朗局長、御坊島郵便局の楠卓也局長、御坊西町郵便局の田端創局長が出席した。
 三浦市長から西口支社長にベストが贈呈され、三浦市長は「令和3年に締結した包括連携協定に基づいて、地域の見守り活動ネットワークに参画し、市のイベントのPR活動なども行ってもらっている。今回新たに、配達業務中に子どもたちの登下校の見守り活動についての協力を相談したところ、登下校時の安心・安全の環境整備と見守りをしてもらうことになった」と経緯を話した。
 そして、「不審者から声を掛けられたとの通報も警察にあり、地方新聞にも掲載された中、社員の皆さんがこのベストを着用して配達業務を行うことで抑止力アップに繋がる。取り組みの実現に尽力いただいた全ての関係者に感謝する」とあいさつした。
 西口支社長は「これまでは平素の配達時の見守り、子ども見守りネットワーク統一日に郵便局長が参加することなどを中心に協力してきたが、今回、新しい見守り活動として、市長からいただいたベストを着用し、活動の新たなフェーズを始める」と話し、「近畿はもちろん、全国でも初めての取り組みで大変意義がある。御坊市との間で市内の郵便局をはじめ、近畿支社をあげて緊密な連携を図りながら、協力してまいりたい」と強調した。
 御坊郵便局の酒井局長から社員12人にベストが交付され着用、関係者の拍手を受けながら順次出発して行った。


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