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2023年11月20日 第7223・7224合併号

【主な記事】

湯沢市の新皆瀬庁舎内に
 皆瀬郵便局(秋田県)が移転


  秋田県湯沢市の皆瀬郵便局(奥山一博局長)が、9月19日に完成、開庁した湯沢市皆瀬庁舎(湯沢市皆瀬沢梨台66―1)に移転し、同日から営業を開始した。
 皆瀬庁舎交流ロビーで、市主催による「新庁舎開庁式」が開催され、日本郵便から東北支社の小野木喜惠子支社長、奥山局長らが出席した。
 新庁舎は「多世代がつながる『みんなの居場所』」という基本コンセプトに基づき、外観は、周囲の山並みをイメージしたハイサイドライトを建物のシンボルとしている。
 内部は、様々な機能にアクセスしやすく、来庁者の利便性向上が図れるよう、建物中央に『みなせストリート』を配置した明快な構成で、皆瀬総合支所、皆瀬診療所、皆瀬生涯学習センターのほか、皆瀬郵便局、JAこまち皆瀬相談センターと湯沢市社会福祉協議会皆瀬地区福祉サポートセンターが入る複合施設。
 湯沢市の佐藤一夫市長は「昭和45年に建設した旧皆瀬庁舎は築後53年が経過し、老朽化が進んでいるほか、必要な耐震基準を満たしていないなどの課題を抱えており、地域においても、人口減少、少子高齢化、地域経済の停滞等、多岐にわたる課題が増加していた」と説明。
 「これらに対応するため、地域づくり・地域経営の拠点として、同様の課題を抱える周辺の皆瀬生涯学習センターと皆瀬診療所を含めて複合的に建替整備することとし、令和元年度に皆瀬庁舎整備方針を、令和2年度に基本計画を策定し、市民や関係団体と意見交換しながら、令和4年3月に本体工事に着手し、今年8月末には庁舎が完成、周囲の駐車場整備工事を終えて、本日の開庁式を迎えた」と述べた。
 そして「さまざまな機能を併せ持つ、地域の拠点施設として、市民の利便性向上に寄与してまいりたい」とするとともに、「本施設は『人・モノ・サービスが行き交い、にぎわいあふれるまちづくり』を牽引する拠点施設として、行政機能のほか、地域医療、また、生涯学習活動や地域づくり活動の新たな拠点として、皆瀬地域のみならず、広く市民に利用してもらえるよう努めていく」とあいさつした。
 出席者によるテープカットが行われ、午前9時から開始した。地域の大切な拠点の中で、皆瀬郵便局の果たす役割はこれから大いに期待されている。


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