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2023年12月04日 第7225号

【主な記事】

伊賀市行政事務を受託
三重県中部連絡会 古山郵便局

(左から)喜多局長、橋本統括局長、伊賀上野部会の大井部会長


 三重県中部地区連絡会(橋本克也統括局長/名張桔梗丘南)名賀部会(伴城喜孝部会長/青山桐ケ丘)の古山郵便局(喜多俊之局長)は伊賀市の行政事務を受託、10月2日から取り扱いを開始した。
 古山郵便局の周辺地域は伊賀市の中心地と名張市の中心地のほぼ真ん中に位置しており、世帯数はおよそ300世帯で高齢者比率は高い。
 従来から、大井亨浩地方公共団体局長(伊賀上野部会長/伊賀上野駅前)が行政事務委託について伊賀市との間で定期的に情報提供を行っており、郵便局へ事務委託することによって役所本庁・支所から一定距離のある住民の利便の増進と定形的な事務の効率化が図れることを説明したところ、伊賀市は前向きに検討を開始した。既に受託業務を開始している他市町村の取扱い状況などを伊賀市と視察することによって、なお一層の取り組みが必要であると実感してもらうことができ早期受託に至った。
 伊賀市としては、コンビニ交付サービスを進めているものの、コンビニ・行政窓口まで遠い地域で暮らし、かつデジタルに慣れていない利用者への窓口サービス充実の課題と時代変革期における窓口機能のあり方を検討するうえで、持続可能な行政運営について窓口業務にも積極的な郵便局への委託に期待するところが大きい。「便利で助かる」との多くの住民からの声が寄せられているという。
 三重県中部地区連絡会の橋本統括局長(名張桔梗丘南)は「今回の事務受託は、地域の皆さんにも伊賀市にも有益である。引き続き地域と連携しながら、存在感のある郵便局として頑張ってほしい」と大きな期待を寄せている。
 喜多局長は「これからも地域の皆さんに必要とされる郵便局であり続けたいので、一人でも多くの方のお役に立てるよう頑張っていきたい」と抱負を語っている。


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