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　かんぽ生命保険のイメージキャラクター「かんぽさん」の就任発表会が７月８日に東京都千代田区の大手町三井ホールで行われ、俳優の磯村勇斗さんが「かんぽさん」に起用された。

　磯村さんは、２０１５年テレビドラマ「仮面ライダーゴースト」で頭角を現し、１７年にＮＨＫ連続テレビ小説「ひよっこ」で脚光を浴びる。近年は映画での活躍が目覚ましく、第９７回キネマ旬報ベスト・テン助演男優賞、第４７回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞している注目の若手俳優。今後「かんぽさん」として、かんぽ生命の広告等に出演していく。
　就任発表会では、かんぽ生命の谷垣邦夫社長が出席し、磯村勇斗さんとトークセッションを行うなど就任を祝福した。
　あいさつに立った谷垣社長は、「日本中に安心をお届けしている、『かんぽさん』の一人ひとりの想いをより多くの皆さんに知っていただきたいと思っていた。そこでシンボリックな存在となるようなピッタリの方がいないだろうかと毎日のように考えていたところ、ちょうどテレビ番組で磯村勇斗さんを拝見し、『かんぽさんはこの方に』と心に響いた瞬間を今でも覚えている」と起用の背景を説明した。
　「俳優としてどんな時でも演技に真摯に向き合う姿勢。そして、テレビ番組で見せる人柄、あふれ出る信頼感、親近感、高潔性。何よりも誠実さが全国のかんぽさんのお客さまに寄り添う姿勢にピッタリだと考え、当社事業のイメージキャラクターをお願いした」と人となりを評価したうえで、「実際にお会いして、『やはり、この方にお願いして間違いなかった』と改めて確信しているところ」と語った。
　磯村さんは、７月下旬から放送予定の新ＣＭなど、さまざまなキャンペーンの広告に出演する。ポスターや野外広告など日本全国の郵便局をはじめ、各地域のバス停やショッピングモールにも、磯村さんの「かんぽさん」が登場する。
　谷垣社長は、「お客さまにとって、信頼できる気軽な相談相手として、お客さま一人ひとりの人生に寄り添い、いつでも傍にいるのは『かんぽさん』。磯村さんとともに、これからも全国のお客さまが、いつでも相談できて、傍にいる安心を感じていただけるよう、今後も全力で取り組んでまいりたい」と締めくくった。
　谷垣社長とのトークションに臨むために、磯村さんがステージに初登場した。磯村さんは就任のあいさつを行った後、「かんぽさん」がお客さまのご自宅を訪問し、かばんを置く際に、持参した布をキレイに広げて床に敷き、その上にかばんを下ろす床しい所作を披露した。
　感想を尋ねられた磯村さんは「率直に言って、嬉しいです」と笑顔で答えた。「かんぽさん」のイメージについては、「親しみやすくて、近くにいるような存在。丁寧な方でもあり、信頼でき気軽にお話ができるような素敵な存在だと思います」と語った。ＣＭ撮影の時に制服を着用した時の印象については、「この制服を着ると、自分はもう『かんぽさん』なのだなと背筋が伸びるような気持になりました」。
　磯村さんにパネル大の名刺を贈呈した谷垣社長は、「お客さまからの信頼というのは、本当に企業価値の源泉だと思っている。であるからこそ、磯村さんに担っていただく『かんぽさん』には、かんぽ生命が大事にしている『何でも相談できる親近感』『何かあった時に頼れる信頼感』といったものを体現する存在、シンボルになっていただきたい」と期待を込めた。