「通信文化新報」特集記事詳細
2024年08月26日 第7263号
【主な記事】フードバンクへ食料品
北海道北後志地区局長夫人会
北海道北後志地区郵便局長夫人会(工藤倫子会長)は今年初めて、ボランティア活動の一環として、会内会員から家庭で余っている食品を集め、北海道済生会が運営する「済生会Food Bank」へ寄贈した。
フードバンクとは、安全に食べられるのに包装の破損や印字ミス、過剰在庫などの理由で、流通に出すことができない商品や、家庭で消費予定のない食品を企業・個人などから寄贈してもらい、食料支援を必要としている施設や団体、困窮世帯に無償で提供する活動。
今年、夫人会会長に就任した工藤会長は、地域のためになる新たなボランティア活動を模索。会員の職場で、生活困窮世帯や母子家庭へフードバンクを通じて食料支援を実施していることを知り、食料支援を始めることにした。
7月31日、北海道済生会みどりの里(児童福祉・障がい児入所施設)において贈呈式が開催され、北後志地区郵便局長夫人会から工藤倫子会長、工藤美奈副会長、竹森真由美副会長の3人が出席。北海道済生会からはソーシャルインクルージョン推進室の清水雅成室長、土谷浩大さんが出迎えた。
全会員から集まった食品58種類、その他22種類、段ボール4箱分となった。
清水推進室長は「年間を通じて食料支援は不足している。このようにたくさん支援していただけるのは非常にありがたい。まだまだフードバンクの存在を知らない企業も多く、事業の継続性が課題となっている。今後とも継続してご支援をお願いしたい」と感謝を述べた。
工藤夫人会長は「このように各会員から集めた食料品が、支援を必要とされる方々のお役に立つことができて非常にうれしい。こんなに喜んでいただけるのなら、継続して実施していきたい」と話した。
>戻る