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2024年09月02日 第7264号

【主な記事】

女子陸上部拠点地、スポーツ振興も
東京都小金井市と包括連携協定


 日本郵便は東京都小金井市と8月6日に包括連携協定を締結した。連携項目は、健康増進・スポーツ振興を含めた9項目。市内9局の郵便局が協力する。
 地域社会の発展に寄与することを目的として、締結に向けて両者で協議を進めてきた。同日、小金井市役所で締結式が執り行われた。教育委員会生涯学習課の三浦真課長が司会・進行を務めた。
 小金井市の白井亨市長、神山伸一副市長はじめ、大熊雅士教育長、水落俊也企画財政部長、大澤秀典福祉保健部長、梅原啓太郎生涯学習部長ほか、日本郵便から多摩北部地区連絡会の須田敬造統括局長(東村山青葉)、小金井部会の土屋千恵子部会長(東小金井駅前)、松本良親局長(小金井)、日本郵政スポーツ&コミュニケーション部の篠原勝則統括指導役、東京支社経営管理本部総務部の西﨑大担当部長(地方創生・みまもり担当)、橿山哲総務部長(小金井)、東京支社経営管理本部総務部の足立久次課長(地方創生・みまもり担当)、志村瑠美係員(地方創生・みまもり担当)が出席した。
 締結に先立ち白井市長があいさつし、「日本郵便と小金井市による包括連携協定が無事に締結する運びとなった。小金井市にとっても、市内の事業所と様々な分野で連携ができる関係づくりの可能性が広がり、非常に心強く思っている」と述べたうえで、「市内には9つの事業所があるが、日ごろから商店街のイベントをはじめ、様々な形での理解、協力を賜っており感謝。非常に心強いパートナーを得たと感じている」と評価した。
 また「全国の自治体同様、小金井市は様々な課題を抱えており、さらには今後の時代を見据えて、これまでの行政の在り方だけではなく、今回の協定締結のように、様々な事業者、地域の皆さまとともに連携協力して取り組むことが非常に重要であると感じており、官民連携、官民共創で取り組みたい。それが、地域活性化の第一歩になると認識している」と語った。
 さらに「協定締結に基づいて、涼み処を設置していただくと伺っている。市民の熱中症対策としても非常に重要な取り組みで、協力に感謝」と述べた。
 須田統括局長は「白井市長、神山副市長、大熊教育長はじめ、小金井市の関係者の皆さまに多大なる協力、尽力を賜り、無事にこの日を迎えることができた」と謝意を述べた。
 そして「小金井市とは健康増進、スポーツ振興に関することや涼み処に関する連携が予定されているが、今後は双方が持つ資源を活用しながら、市民が安心、安全、快適に暮らすことができる地域づくりの手伝いを続けてまいりたい。郵便局だからこそできることを考え、様々な連携を提案していきたい」と語った。
 「また、例えば事務の受託や空き家調査、郵便局ロビーの活用などの要望・アイデアをいただき、小金井市ならではの取り組みを展開することができれば幸い。本日はその記念すべきスタートの日。市民に喜んでいただけるよう地域に貢献してまいりたい」と抱負を述べた。
 白井市長と松本局長(小金井)の間で協定書が交わされた。歓談では健康増進やスポーツ振興に関する話題で和やかに。
 須田統括局長が「元々、小金井市には日本郵政グループの女子陸上部の拠点があった。せっかくJPグループの選手たちがいるから、何かスポーツに関することをやっていきたいと常々思っていた。また、小金井公園を活用させていただいて、いろいろな取り組みを始動させていきたい」と語った後、日本郵政スポーツ&コミュニケーション部の篠原統括指導役を紹介。篠原統括指導役が、女子陸上部などの説明を行った。
 連携事項は①健康増進・スポーツ振興②防災・災害対策③地域の安全・安心④子育て・子育ち支援の推進⑤高齢者・障がい者支援⑥環境⑦産業・地域経済の振興⑧市政情報の発信・PR⑨その他、地域の活性化および市民サービス向上に資する取り組み―に関すること。


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