「通信文化新報」特集記事詳細
2025年04月21日 第7297号
【主な記事】
連携・協力の覚書を締結
かんぽ生命と東大産学協創推進本部
かんぽ生命保険と東京大学産学協創推進本部(染谷隆夫本部長)は3月31日、アカデミアを核としたイノベーション・エコシステムの形成および社会課題解決に向けた連携・協力に関する覚書を締結した。イノベーション・エコシステムは、産学官の多様な組織が一体となって新しい技術やイノベーションを生み出すサイクル。
かんぽ生命は長期的な投資成果の向上と、持続可能な社会の実現を目指したサステナブル投資を推進しており、産学連携を通じたインパクト投資や、金融教育などに積極的に取り組んでいる。
インパクト投資は、財政的な収益に加えて、「社会的・環境的な変化や効果(インパクト)」を同時に生み出すことを目的とする。
また、東京大学産学協創推進本部は、グローバル展開を視野に入れたスタートアップ・エコシステムの拡大と社会課題解決に向けたイノベーション創出を進めている。
東京大学と企業などの組織間連携を含む産学共創を推進する全学組織で、スタートアップ支援や起業家教育、各種の事業化推進プログラムなど多角的なサポートを行っている。
覚書の締結は、お互いの目的・理念に共感したことによるもの。今後、異なる強みを持つ両者は、東京大学の研究成果を活用したスタートアップへの資金供給に関する検討、経済経営教育・人材教育・人材交流などノウハウや資源を生かした価値共創の好循環の形成を構築していくことにしている。
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