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2025年07月07日 第7308号

【主な記事】

包括受託事務を開始
岩手県軽米町 晴山、小軽米郵便局

(左から)松浦議長、江刺家副町長、山本町長、小岩本部長、稲葉統括局長、川崎局長、新井田局長。軽米町イメージキャラクター「ヒエポン」とぽすくまも一緒に


 東北支社(斎藤貴支社長)は、地域住民の利便性向上を図るため6月9日から岩手県の晴山郵便局、小軽米郵便局で包括受託事務取扱を開始した。
 軽米町役場で開始式が執り行われ、東北支社経営管理部の小岩龍生経営管理本部長、岩手県北部地区連絡会の稲葉恭也統括局長(盛岡緑が丘)、晴山郵便局の川崎健一局長、小軽米郵便局の新井田宣久局長、軽米町の山本賢一町長、江刺家雅弘副町長、松浦満雄町議会議長らが出席した。
 山本町長は、「出張所業務の民間委託については、令和3年より第6次軽米町行政改革大綱により進めてきた。日本郵便から業務委託事業の提案をいただいたことに始まり、本日を迎えることができた。小軽米、晴山両地区住民の生活に大変身近である郵便局に、事務委託をお願いできることに感謝の念を堪えない。今後、日本郵便の協力の下、より一層の行政サービスの向上に努めてまいりたい」とあいさつ。
 小岩本部長は「本日から晴山郵便局と小軽米郵便局で包括受託事務の取り扱いを開始することとなった。具体的には、郵便局の窓口において公的証明書の交付事務、国民健康保険などの受付事務及び福祉タクシー券の交付事務等の手続きが可能となる。支所業務の廃止後も変わらず住民サービスを維持できるよう、受託する事務の正規取り扱いに努めていく」と述べた。
 また「軽米町と日本郵便は2020年12月2日に包括連携協定を締結し、地域活性化、町民へのサービス向上に取り組んでいる。この度の包括受託事務において、軽米町と郵便局が手を取り合うことにより、益々、町民の利便性向上と地域の活性化に寄与できるものと考えている」と話した。
 軽米町が出張所業務を継続していく体制を検討していたところ、「日本郵便の地方公共団体の出張所業務受託事業」の提案があり、委託は妥当であると判断した。行政サービスの維持、効率的な運営、信頼される委託先と考え、特に郵便局は現在の出張所に近いこと、長年地元に親しまれ信頼も高いことなどから、業務委託をすすめることとし、令和6年12月の町議会定例会で可決した
 委託事務の内容は①証明書交付等事務・・・戸籍謄抄本等、納税証明書、住民票の写し等、戸籍の附票の写し、印鑑登録証明書②証明書交付等事務以外の行政事務・・・国民健康保険関係の各種申請書の受付、後期高齢者医療制度関係の各種申請書の受付等、飼い犬の死亡届の受付等③受託窓口事務・・・申告関連用紙の交付・福祉タクシー券の交付等、医療費助成申込書の取次、町税減免各種申込書の取次、水道各種届出の取次、生活保護の各種申請書の取次、施設の利用、許可申請書の取次。


 


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