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2025年08月04日 第7312号

【主な記事】

参院選 犬童周作氏が初当選
自民比例最多 48万2058票
 


   7月20日に投開票が行われた第27回参議院議員通常選挙で、全国郵便局長会(勝又一明会長)の組織内候補の犬童(いんどう)周作相談役が48万2058票を獲得し、自民党比例代表最多の票で見事に初当選を果たした。「郵便局は地域にとって絶対に必要な存在。郵便局を通して、地域の人々の生活を守る社会を実現していく」と決意を語った。
 
 20日の午後8時過ぎにNHKテレビで早々と当選確実が報じられると、東京都港区にある全特六本木ビル8階に設けられた開票センターに詰めかけた大勢の支援者から一斉に歓声と拍手が沸き起こった。犬童相談役と陽子夫人が会場入りすると、会場はさらに大きな歓声と拍手に包まれ、相談役は支援者らと次々と握手を交わし当選を喜んだ。
 当選セレモニーでは犬童相談役夫妻のほか、参議院議員の柘植芳文後援会会長と長谷川英晴会長代行、勝又一明会長代行(全国郵便局長会会長)、鍋倉眞一会長代行(元日本郵便社長)らが壇上に上がり、柘植会長の発声で大勢の支援者と共に万歳を三唱した。
 柘植会長は「今回の厳しい選挙の中でいち早く当選確実が出たことは、多くの人々が郵政事業は国民にとって必要と思っている証拠でもある。これからの郵政事業がしっかりと前に進むことを確信している」と激励のあいさつを行った。
 続いて壇上に上がった長谷川議員は「政治情勢が不透明でも、郵便局が日本にとって必要であることに変わりはない。郵政事業のために何ができるかをこれから犬童議員とともに考え頑張っていきたい」と述べた。
 勝又会長代行は「今日、この瞬間を迎えることができ本当によかった。全国の支援者の皆さんにあらためて感謝申し上げる。これからは選挙で得た多くの票を持って、国政の場で活躍していただくことを期待。地方会長の皆さんにも連日先頭に立って旗を振り続けていただき、大変感謝します」とあいさつし、鍋倉会長代行は「郵政関係者が一丸となって選挙を盛り上げてきたし、これからも支援していく。総務省と日本郵政との架け橋、接着剤となって活躍することを期待している」と激励した。
 犬童相談役はだるまに開眼の墨入れを行ったのちに当選のあいさつ。「表現しきれないくらいの感動と感謝の気持ちに包まれている。大変厳しい状況の中、ご支援していただいた全国の関係者の皆さまには連日必死の活動を展開していただき、心よりお礼を申し上げる。その成果が出たことを大変嬉しく思う。郵便局は地域に深く根付いており、地域の人々を守ることが日本を守ることと確信している。その地域を守る郵便局は絶対に必要な存在。郵便局を活用しながら、地域の人々の暮らしを守る社会の実現に尽力することを誓う」と改めて当選の喜びと今後の抱負を語った。
 「改めて当選の心境を」との通信文化新報の質問に対して、犬童相談役は「早い時間に当選確実をいただいたことは、全国の局長の皆さまが地域に信頼されている証だと思う」と回答した。また郵便局関係者へのメッセージとして、「郵便局と地域が一体であることを選挙を通して実感した。郵便局の皆さんの力になるよう尽力したい」と述べるとともに、支援者の声をきちんと国政に届ける覚悟を持って登院したいと決意を語った。


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